中国の動画投稿者「沂蒙三老板」さん急逝 妻を支えた38歳、家族に広がる悲しみ
中国・山東省の動画投稿者「沂蒙三老板」として知られる孫翊洺さんが、10月16日朝に急逝した。中国メディア「極目新聞」によると、妻の任麗さんは、午前6時ごろに夫の叫び声を2度聞いた後、孫さんが倒れたと説明。救急隊が到着した時にはすでに生命徴候がなく、病院へ搬送されたものの、38歳で亡くなった。
任さんは訃報を伝える投稿で、夫を見送るために遺影を選ぶことになるとは思わなかったと悲痛な思いをつづった。
妻の治療を支え、家族の日々を発信
孫さんと任さんは山東省臨沂市費県の出身。孫さんが中古車の仕事をしていた頃に知り合い、結婚後に2人の子どもをもうけた。任さんは2020年に尿毒症と診断され、翌年に受けた腎移植手術も拒絶反応のため成功しなかったという。治療や手術に100万元以上を費やし、家計には借金が残ったと任さんは極目新聞に話している。
任さんは現在、透析を続けている。孫さんは2日に1度、妻を病院へ送り、露店などの仕事をしながら家族を支えていた。闘病する夫婦と子どもたちの日常を投稿し、アカウントには約6万5000人のフォロワーがいた。
孫さんの死後、妻と小学生の子ども2人が残された。任さんは、これから自分が家族を支えて子どもたちを育てていくと語り、孫さんを追悼する人々に見守ってほしいと呼びかけた。