ヨン・サンホ監督『失楽園』、AIの息子と帰還した息子の間で揺れる母の選択

ヨン・サンホ監督の映画『失楽園』について、KBS芸能が作品評を掲載した。事故で幼い息子を失った母親が、AI上で再現された息子と、9年後に戻ってきた息子の間で揺れる物語だ。
作中では、亡くなった子どもたちの記憶を再現するAIプログラム「楽園の子どもたち」が、遺族に渡される。母ソヨンはAIの中で元気に過ごす息子ソヌと向き合い、別れの時間を止めてきた。しかし警察から、息子が生きて戻ったと連絡を受ける。再会した彼は、母の記憶やAIの中の姿とは異なる存在になっていた。
評は、AIがいくら記憶を再現しても実在の人間の代わりにはならないという視点から、息子の「失われた9年」を埋めようとする母の葛藤を描いていると紹介。母が息子のすべてを受け入れようとする愛情と、物語の苦い余韻が作品の核だと伝えた。
『失楽園』は10月21日に韓国で公開された。キム・ヒョンジュがソヨン、ペ・ヒョンソンがソヌを演じ、ヨン監督が脚本も手がけている。