蔡天鳳事件の裁判で近隣住民が証言 騒音とにおいの記憶を巡り弁護側と応酬

蔡天鳳さんが2023年に殺害された事件の裁判が10月21日、香港高等法院で続き、事件現場となった村屋の上階に住んでいた曹展圖さんが証言した。曹さんは、事件当日の午後に電動のこぎりのような音や大きな物音が20〜30分ほど続き、夜には下階から煮物のようなにおいがしたと述べた。
曹さんによると、午後3時ごろ、現場近くに停まった複数の車から重そうな荷物が運び込まれた後、作業音が聞こえたという。夜7時ごろには、青菜と大根を煮たスープを思わせるにおいを感じたとも話した。
弁護側は、曹さんが当初の警察への供述でにおいを具体的に説明していなかった点などを挙げ、後の報道が記憶に影響した可能性を指摘。曹さんは証言を作り上げたとの見方を否定した。証言の内容を巡る双方の主張が、審理で示された。