ベトナムの飲料チェーンPhê La、物議のプラスチックスプーンを全店で回収・使用停止
ベトナムの飲料チェーンPhê Laは10月17日、環境配慮をうたう透明プラスチックスプーンの素材をめぐる指摘を受け、全店舗で回収し、使用を停止したと発表した。素材の独立検査を進めるとともに、顧客にもスプーンを再利用しないよう呼びかけている。
同社は、導入時にメーカーから提供された製品資料やサンプル、検査書類をもとに成分を確認していたと説明。一方、食品衛生上の安全基準に関する検査は行ったものの、素材そのものを特定する検査は実施していなかったという。現在は独立した素材検査を進め、供給元とともに製品の評価・選定・成分管理の手順を見直している。
包装の表示と共有された検査結果に食い違い
問題となったスプーンの包装には「生分解性プラスチック」「環境にやさしい」と記され、再利用を促す案内もあった。これに対し、消費者が9月21日にベトナムの品質検査機関QUATEST 3へ提出したサンプルについて、主成分が石油由来のポリスチレン(PS)だったとする情報がSNSで広がった。
環境配慮を示す表示と共有された検査情報の違いから、実態を伴わない環境訴求を指す「グリーンウォッシング」ではないかとの疑問が出ている。Phê Laは、素材の独立検査と供給元との確認を通じて、成分に関する情報を検証するとしている。