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陳可辛監督が創作を語る 「順勢而為、適可而止」が仕事の指針

シンガポール国際映画祭の対話イベントに登壇した陳可辛監督
画像の掲載元:8world ↗

香港の映画監督、陳可辛が10月22日、シンガポール国際映画祭の対話イベント「In Conversation with Peter Chan」に登壇し、約40年にわたる映画人生を振り返った。創作や興行、AIが映画に与える影響など幅広い質問に答えた。

陳は自身の仕事の姿勢を「順勢而為、適可而止」と表現。時代の流れに応じながら、自分の信念も作品に残すことを大切にしてきたという。1990年代には香港で映画人集団UFOを立ち上げ、当時主流だった武侠・黒社会ものとは異なる都会的な恋愛喜劇に取り組んだ。

公開から30年を迎えた代表作『ラヴソング(甜蜜蜜)』については、作品がその後の自身の映画人生に新たな道を開いた一方、今も約9割の人が同作を通じて自分を知ると語った。映画には、今は失われた香港の街並みや時代の空気が記録されているとも振り返った。

AIについては制作を助ける道具として活用する余地を認めつつ、創作そのものを人から置き換えるとは考えていないと説明。短編動画や短劇が広がっても、2時間の映画はなくならないとの見方を示した。