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Crush、IUとのデュエット曲「삐그덕」発表 不完全な恋を軽やかに描く

Crushが10月21日、IUをフィーチャリングに迎えたデジタルシングル「삐그덕(ピグドク)」を発表した。Crushが自身の名義で新曲を出すのは、2025年8月のミニアルバム『FANG』以来およそ1年2カ月ぶり。本人は久しぶりのリリースへの期待とともに、時間をかけて完成させた曲を届けられる喜びを語っている。

楽曲が描くのは、愛し合う二人の小さなすれ違い。Crushは作詞・作曲を手がけ、完璧ではない恋の姿を、ユーモアを交えて表現した。異なる個性を持つ二人の声が自然に交わるよう、メロディーや編曲、ハーモニーの細部まで考えて制作したという。

IUの声が曲を完成へ導く

Crushは以前からIUのファンであり、アーティストとして尊敬していたと明かした。曲を作るうちに「この曲に最も合う声はIUしかない」と感じて参加を依頼し、快諾を受けた。二人で曲について話し合う中で、ひとりで作っていたときには気づかなかった感情がIUの歌声を通じて表れ、想像以上の仕上がりになったと振り返っている。

ミュージックビデオでは、IUがCrushの内面にある悲しみを象徴する存在として登場する。物語が進むにつれ、目を背けていた感情と向き合い、その悲しみも自分を形づくる一部だと受け止めていく内容だ。Crushは、慰めは悲しみを消すことだけでなく、その感情を自分の一部として受け入れるところから始まるのではないかと、映像に込めた考えを説明した。

久々の新曲と、次に続く制作

Crushは『FANG』の制作を通じて新しい音楽表現に挑み、その後も自分らしいサウンドや感情を自然に歌へ移す方法を考えながら、制作と書き直しを重ねてきたという。今回の曲は、そうした試行錯誤の末に形になった一作でもある。

デビューから14年を迎えた現在については、ファンの存在が音楽を作り続ける力になっていると語った。今後は新しいアルバムや複数の制作物も準備しているとのこと。「삐그덕」は、IUとのコラボレーションへの注目に加え、Crushがこれから届ける作品の方向を知る入口になりそうだ。