観客の輪から始まったERK、Synchronize Festで人権と環境に思い寄せる
インドネシアのバンド、Efek Rumah Kaca(ERK)は10月16日、ジャカルタで開幕した「Synchronize Fest 2026」の初日に出演した。観客エリアから演奏を始め、MunirやMarsinahの顔を描いたマスク、Aksi Kamisanの傘を取り入れたステージで、人権や環境をめぐる問題に思いを寄せた。
観客の中から「Di Udara」を届ける
ERKは午後3時半ごろ、ステージ上ではなく観客の輪の中で「Di Udara」と「Mosi Tidak Percaya」を披露した。ボーカルのCholil Mahmudは、フェス初日に集まった人々へ感謝を伝えた後、森林火災の影響を受けた人々にも思いを向けるよう呼びかけ、「Mosi Tidak Percaya」へつないだ。
音楽に重なった追悼と連帯
演奏の合間にはJakarta 32によるパフォーマンスが入り、KontraSが配ったAksi Kamisanの傘も登場した。Aksi Kamisanは、重大な人権侵害の被害者や家族が忘却に抗い、責任の追及を求めて続けてきた活動だ。ERKはその後Forest Stageへ移り、「Bersemi Sekebun」「Putih」「Matilah Kau Mati」などを演奏。ステージ上の音楽と、観客が掲げた記憶の象徴が同じ空間に並ぶ公演となった。