ヨン・サンホ監督『失楽園』、成功報酬型の契約も採用 低予算映画の仕組みを探る

ヨン・サンホ監督の映画『失楽園』は、低予算で作品を作るだけでなく、出演者やスタッフへの報酬設計にも特徴がある。スポーツ東亜は、同作が初期の出演料やスタッフ報酬の負担を抑え、興行成果に応じて収益を分配する契約方式を取り入れたと報じた。制作側の初期負担を軽くし、参加者にも成果に応じた追加報酬の機会を設ける狙いがある。
同作は制作費を5億ウォンに抑え、公開前に118カ国へ販売され、記事によると制作費を回収した。昨年公開の『顔』も約2億ウォンの制作費で108万人超を動員しており、ヨン監督は大規模作品と小規模作品を並行して手がけている。
記事は、こうした方式を広げるには収益配分や精算基準の透明性、参加者の権利保護が欠かせないと指摘。海外販売には作品の独自性に加え、監督や出演者の知名度、販売を担う配給会社の力も必要で、低予算化だけで成功が約束されるわけではないとしている。