生成AIで制作したSF映画『ラファエル』、11月25日に韓国公開へ

生成AIで制作したSF映画『ラファエル』が、11月25日に韓国のロッテシネマで公開される。イーデイリーによると、登場人物や背景、戦闘場面などを生成AIで作った長編作品で、AI映画が劇場公開へ広がる例となる。
物語の舞台は、気候災害と戦争で文明が崩壊した2050年。独裁者の若い頃をもとに作られたアンドロイドの戦闘兵器アレクセイが、統制区域で身元登録のない子どもと「人類最後の花嫁」に出会い、人間性に目覚めて自由を求める姿を描く。
制作はマテオAIスタジオとMBC C&I AIコンテンツラボが担当し、ヤン・イクチュン、ムン・シヌ、チョン・ジュウォンが共同監督を務めた。制作側は全編に生成AIを活用したと説明している。場面ごとの映像を修正し、同じ人物の外見や動きを保つ作業に1年2カ月をかけたという。
本作は文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院による2025年AI映像制作支援事業の選定作。昨年の釜山国際AI映画祭でオープニング作品として上映され、今年5月にはカンヌ国際映画祭期間中のフィルムマーケットで開かれたAI関連カンファレンスにも招かれた。