映画『フルムーン』、家族を愛しながら隠したい16歳の葛藤を描く

第31回釜山国際映画祭のビジョン部門で上映されたチョン・ジヘ監督の長編映画『フルムーン』。中学生のヘミはダンスチームのセンターを目指し、好きな男子にも気持ちを寄せる一方、両親に知的障害があることを友人に知られたくないと思っている。
隣に引っ越してきた母娘との出会いを通じ、ヘミは家族を愛する気持ちと、周囲の目を気にする思いの間で揺れる。作品は、家族を「隠す側」と「見せる側」の双方にある葛藤を描き、障害だけで一人ひとりの暮らしを語ることの難しさにも目を向けている。