AIと恋愛、映像制作、仕事探し 韓国のバラエティーが描く人間との距離
韓国のバラエティー番組で、AIが恋愛相手や映像制作のライバルとして登場し、さらに人間の仕事を考える題材にもなっている。ニュース1は10月17日、AIを番組の中心に据えた企画が相次ぐ韓国の放送動向を紹介した。
SBSの『나의 AI 파트너-기이안 연애』は、人間とAIの恋愛を観察する実験番組として9月24日に放送を終えた。ギアン84、チャン・ドヨン、イ・ユビが人間側の出演者となり、AIで作られた仮想の人物とデートした。AIを映像制作の補助に使う段階から進み、番組の企画そのものに組み込んだ点が特徴だ。
小規模事業者の映像を人間とAIが制作
ENAとK-Starが共同制作する『맡겨만 주십숏』は、地元の小規模事業者を紹介する動画を作る企画。人間チームのブームとクァク・ボムは2時間で撮影・編集し、AIチームのシンドンとヤン・セヒョンは生成AIを使って動画を仕上げる。番組は9月25日に始まり、制作方法の違いを対決形式で見せている。
イ・セドルがAIに代替されにくい仕事へ
10月23日に初回を迎えるKBS 2TVの『백수 이세돌』では、プロ棋士のイ・セドルがAIに置き換えにくいさまざまな職場を訪ねる。2016年に囲碁AI「アルファ碁」と対局し、人類側で初めて1勝を挙げたイ・セドルが、今度は仕事の現場を通して人間ならではの役割を探る内容だ。
恋愛、映像制作、働き方と切り口は異なるが、各番組はAIを暮らしの外にある技術として扱わず、人間と同じ場に置いている。ニュース1は、AIの新しさだけに頼らず、番組の面白さや継続性につなげられるかが今後の課題になるとの放送関係者の見方も伝えた。