フ・ドクジュク、初の著書で約60年の料理人生を回想 「基本」と後輩への思い

韓国料理人のフ・ドクジュクが、初の著書『基本について』(原題「기본에 대하여」)を出版した。1968年にホテルの厨房で働き始めてから約60年。10月29日の出版記念会で、料理と仕事を通じて得た考えを語った。
本は「根気」「方向性」「好奇心」「人」の4つを軸に構成。フ・ドクジュクは、一つの分野で長く続ける粘り強さが成長につながるとし、若い料理人には失敗を恐れず経験を積むよう伝えた。つらい時には、初めて生地が膨らむのを見て料理に喜びを感じた頃を思い出すという。
料理人の務めとして挙げたのは、厨房を守り、客に向き合うこと。ミシュランガイド導入時には評価を意識して料理の方向を変えることも考えたが、長年の客を失望させないよう、自分のスタイルを貫いたと振り返った。今後も体力が続く限り厨房に立ち、後輩を育てたいと話している。