ベルリンで審査員大賞の『救いはない』、トルコの村の対立を戦争の寓話に

第76回ベルリン国際映画祭で審査員大賞を受けたエミン・アルペル監督作『救いはない』が、第31回釜山国際映画祭のワールドシネマ部門で上映された。オマイニュースの映画評は、トルコの村で長く対立する二つの一族を描く物語を、現実の戦争を映す寓話として読み解いている。
村人たちは土地や水をめぐって互いを敵視し、テロの脅威や宗教を掲げる対立も重なっていく。評者は、かつて近しい間柄だった人々が自分たちの正しさに固執し、相手を排除しようとする姿に、現実の争いとの響き合いを見た。