A2O LITE「NEON」が話題 長い曲と一体感ある舞台で呼び戻すK-POPの高揚感

イ・スマンが手がける9人組ガールズグループ、A2O LITEがデビュー曲「NEON」で注目を集めている。10月13日のリリース翌日にはMelonのメインチャート「TOP100」で1位を記録。デビュー曲として、2021年のチャート改編以降で最速の首位到達となった。
話題の理由は、懐かしさだけではない。短尺動画で広がりやすい短い曲や覚えやすい振付が目立つなか、「NEON」は3分を超える尺で、重いベース、重なり合う歌声、終盤の高音へと展開する。振付も一つの決めポーズより、難度の高い動きと9人のそろったフォーメーションを見せる構成だ。
短く切り取るより、曲全体で聴かせる
A2O LITEの魅力として伝えられているのは、歌やダンスの見せ場を曲の中に重ねていく作りだ。序盤には中国出身の最年少メンバー、アイチンのダンスブレイクがあり、後半には高音のパートが待つ。ひとつの短いフレーズだけでなく、曲が進むにつれて熱量が上がる流れが、ステージ映像を見続けたくなる理由になっている。
長い構成や重厚なコーラス、精密な群舞には、イ・スマンが築いてきた過去のSM作品を思い起こすという声もある。既視感を指摘する見方はあり得る一方、近年のトレンドから距離を取ったことで、その音作りが新鮮に響いたとも考えられる。
初動の熱を、グループの個性へつなげられるか
デビュー直後のチャート成績は大きな追い風だが、それだけで継続的な人気が決まるわけではない。A2O LITEが「NEON」で示した音とパフォーマンスを、次の作品でどう広げ、9人それぞれの個性と結びつけるかが今後の見どころになる。
今回の反応は、速く消費される曲が主流のなかでも、歌声の重なりや舞台の完成度をじっくり味わいたい人がいることを示した。懐かしさを入口にしたA2O LITEが、そこから自分たちならではの色を作れるか、次の活動が注目される。