Kポップの出品は4組にとどまる グラミー新設部門へJポップ勢が多数応募
第69回グラミー賞の新設部門「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」に、韓国から出品したのはIVE、KiiiKiii、FIFTY FIFTY、パク・ヒョシンの4組だったと、10月18日付の聯合ニュースが報じた。対して日本からは宇多田ヒカル、King Gnu、米津玄師、YOASOBI、Adoらが名を連ねる。アジアのポップを対象にした新部門で、初年度の応募状況に地域ごとの差が表れている。
BTSの不参加表明後、韓国勢は少数に
聯合ニュースによると、IVEは「BANG BANG」、KiiiKiiiは「404 (New Era)」、FIFTY FIFTYは「STARSTRUCK」、パク・ヒョシンは「AE」をそれぞれ出品した。HYBE、SM、YG、JYPの大手4社はこの部門へ作品を出さず、ATEEZやジェニーも応募していないという。
BTSは7月、音楽を地域や言語で分けず作品そのものとして聴いてほしいという考えを示し、応募しない意向を表明した。同紙はこの動きの後、韓国勢の応募が少数にとどまったと伝えている。一方、他のアーティストが同じ理由で応募を控えたかは、記事中でも業界関係者の見方として紹介されており、個別の判断理由が確認されたわけではない。
日本を中心にアジア各地から出品
日本からは宇多田ヒカルの「パッパパラダイス」、King Gnuの「AIZO」、羊文学の「Dogs」、米津玄師の「IRIS OUT」、YOASOBIの「Orion」、AKB48の「好きish」、Adoの「ビバリウム」、サカナクションの「いらない」などが出品された。フィリピンのSB19や、台湾の周杰倫(ジェイ・チョウ)も挑戦する。
レコーディング・アカデミーは2027年の第69回に向け、Kポップ、Jポップ、Cポップなどアジア市場で広く認識される現代のポップ音楽を対象とした「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」を新設した。規定では、アジアの言語を一つ以上、意味のある形で使うことが条件となる。
候補発表は11月16日
同部門以外では、ジェニー、KATSEYE、ENHYPEN、NMIXXらの作品もポップ系の各部門に出品されたと聯合ニュースは報じている。新部門の応募数だけで韓国音楽全体の存在感が決まるわけではなく、既存部門への応募も続いている。
レコーディング・アカデミーの公式日程では、第69回グラミー賞の第1回投票は10月22日まで。ノミネートは11月16日に発表され、授賞式は2027年2月7日にロサンゼルスで開かれる予定だ。新設部門がどの地域の作品を候補に選ぶのか、応募状況とは別に結果を見届けたい。