高雄映画祭で台湾ドラマ2作を先行上映 Lucas初演技に評価、李国毅の涙に共演者も共感
高雄映画祭では10月17日、台湾ドラマ『時候』と『微醺大飯店1980s』の第1・2話が上映された。『時候』で初めて演技に挑んだLucas(黄旭熙)は、言承旭が演じる役の若い時代を担当。『微醺大飯店1980s』では、李国毅と邵雨薇が別れをめぐる場面を演じ、現場の男性スタッフたちも涙したという。同じ映画祭の台湾ドラマ特別上映から、異なる2作の見どころが伝わった。
Lucas、言承旭の若い時代を演じる
曹瑞原監督の『時候』は、同監督が約6年ぶりに手がけるドラマ。黄旭熙は、演技経験がないまま言承旭の若い時代を演じた。二人は以前、舞台で『流星雨』を一緒に歌ったこともあり、Lucasは今回の共演に大きなプレッシャーを感じていたと明かしている。
自由時報によると、監督はLucasの演技を高く評価した。韓国での練習生経験を経て、撮影現場でも早く役に入り、自然に演じたという。高雄映画祭の公式紹介では、Lucasは作品で眷村に暮らす若者を演じ、林廷憶や范少勳らと共演する。アイドル活動から俳優へと踏み出した初作として、役の仕上がりに注目が集まる。
一度きりの涙が撮影現場に広がる
『微醺大飯店1980s』では、李国毅演じるホテル総経理と邵雨薇演じる婚約者の別れをめぐる場面が見どころの一つ。監督の洪子鵬は撮影前、李国毅に泣く芝居を提案したが、本人は当初、役の性格に合わないとして難色を示した。そこで男性スタッフが過去に恋人へ謝った経験を語り、李国毅は一度だけ泣くことを了承。撮影後には、見ていたスタッフたちも涙したと台湾メディアが伝えている。
作品は1980年代の港町を舞台にした時間移動の物語で、没入型劇場作品をもとにドラマ化された。高雄映画祭の公式作品紹介によると、洪子鵬監督と金鐘賞受賞脚本家の呉洛纓が参加し、李国毅、邵雨薇、施柏宇、黒嘉嘉らが出演する。
映画祭で見られる台湾ドラマの新作
高雄映画祭は両作を「高雄劇特別放映」に選び、第1・2話の世界初上映として紹介した。公式日程では『微醺大飯店1980s』が10月17日14時、『時候』が同日16時50分から上映され、Lucasや両作品のキャストも映画祭に参加した。
一方は大作ドラマの新人俳優の挑戦、もう一方は時代劇の感情表現が話題になった。映画祭での先行上映を通じ、台湾ドラマが歴史と街の風景、ジャンル性のある物語、俳優の新しい一面をあわせて届けている。