台湾高裁、ネットタレント奈奈子さんのプライバシー侵害を認定 週刊誌側に25万台湾ドルの賠償命令
台湾のネットタレント、奈奈子(Koori)が週刊誌『鏡週刊』の報道をめぐって求めた損害賠償訴訟で、台湾高等法院は10月21日、出版社側に25万台湾ドルを支払うよう命じた一審判決を維持した。報道の削除に加え、該当号の一部ページを今後印刷・販売・譲渡しないことも命じている。出版社側は上訴できる。
奈奈子は、2024年12月に掲載された記事が私生活に関する内容を報じ、未公開の写真も本人の同意なく使ったとして提訴していた。高裁は、記事が奈奈子の交友関係や私的な交流を公にして社会的評価を損ねたと判断。SNSのフォロワーが多く、配信や広告に携わることだけで、影響力のある公人と見なすことはできないとも指摘した。
裁判所は、私的な交友関係は公共の利益に関わる事柄とは言えず、媒体が公に評価・制裁する対象ではないと説明。本人の肖像権とプライバシーを侵害したとして、一審の賠償額と削除命令を維持した。