韓国の映画館、特別上映が上半期売上の7.9%に IMAXが伸びをけん引
韓国の映画館で、IMAXや4DX、ScreenXなど特別上映の存在感が高まっている。映画振興委員会の統計によると、2026年上半期の特別上映の売上は457億ウォンで、前年同期から56.3%増加。観客も49%増の285万人となり、劇場全体の売上に占める割合は7.9%へ上昇した。
内訳ではIMAXが195億ウォンを売り上げ、特別上映全体の42.5%を占めた。大画面や立体的な音響など、映画館ならではの体験が選ばれる理由とみられる。特別上映のチケットは条件によって一般席の最大3倍になることもあり、観客一人あたりの売上を押し上げている。
映画館市場全体も回復傾向にある。10月21日までの累計売上は1兆641億ウォンで、2025年の年間売上をすでに上回った。観客数は1億292万人に達し、前年の年間実績の96.5%まで戻っている。『王と暮らす男』『オデュッセイ』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』などのヒットに加え、中規模の韓国映画も複数動員を伸ばした。
CJ CGVは赤字店舗の整理や人員削減を進める一方、子会社4DPLEXを通じて4DXとScreenXを海外展開の柱に据える。ただし、韓国の年間観客数が2億人を超えた2013〜2019年の水準に戻るのは難しいとの見方もある。1人あたりの年間鑑賞回数は2019年の4.37回から、2025年には2.08回に減っている。