アニメ映画『口蹄疫から生還した豚』 韓国で青少年観覧不可となった理由
アニメ映画『口蹄疫から生還した豚』が10月21日に韓国で公開された。口蹄疫による殺処分を生き延びた豚と、軍でのいじめを受けて脱走した青年が、それぞれ人間と獣の姿へ変わっていく物語だ。アニメ作品としては異例の「青少年観覧不可」に指定された。
豚のHは人間社会に紛れて生き延びようとし、青年チョンソクは人間の世界を離れて獣になりたいと願う。正反対の望みは、暴力や排除、生存をめぐる衝突につながっていく。
オーマイニュースのレビューは、家畜の大量殺処分と人間社会の差別を重ね、権力や序列を追い求める性質まで似ていく過程を描いた作品だと評した。3D表現を生かした不気味な場面も、年齢制限の背景として挙げている。
ホ・ボムウクが脚本と監督を務めた韓国の長編アニメで、上映時間は105分。富川国際ファンタスティック映画祭の長編部門特別言及、ソウル独立映画祭の長編コンペティション最優秀作品賞、ソウル・インディ・アニフェストの観客賞を受賞した。