キム・ジウォン主演『Doctor X』、患者の肝臓に刻印する医師の描写に実際の医療事件も注目
キム・ジウォン主演の韓国ドラマ『Doctor X:白いマフィアの時代』で、患者の肝臓に自分のイニシャルを刻む医師が登場し、視聴者に衝撃を与えている。台湾の民視は、この筋書きが英国で実際に起きた医療事件を想起させると報じた。
劇中では、チャン・スンジョ演じる外科教授ナ・デイルが、手術中に患者の肝臓へ「DN」と刻印。天才外科医ケ・スジョン役のキム・ジウォンも、その行為に直面する。作品の医師は丁寧で礼儀正しい人物として描かれる一方、患者の身体を私物のように扱う振る舞いが物語の緊張を生んでいる。
現実の外科医は患者2人の肝臓に「SB」
民視がBBCを引用して伝えたところでは、英国の移植外科医サイモン・ブラムホールは2013年、2人の患者の肝移植手術で、止血に用いるアルゴンビーム凝固装置を使って肝臓に自身のイニシャル「SB」を刻んだ。別の医師が後に手術を行った際に発覚したという。
ブラムホールは裁判で1万ポンドの罰金と社会奉仕命令を受け、2022年に英国の医師登録から永久に除名された。ドラマの「DN」と現実の「SB」は別のものだが、医療現場での権力と患者の尊厳、専門職への信頼を考えさせる点で、実際の事件が作品の描写に重みを添えている。