ソン・ヨンジュ、デビュー20周年に11枚目のアルバム『Simplicity』 全曲を一発録り

韓国のジャズピアニスト、ソン・ヨンジュがデビュー20周年を記念した11枚目のアルバム『Simplicity』をリリースした。ピアノ一台だけで録音したソロ作品で、本人が歩んできた20年の音楽の道のりを振り返る内容になっている。
華やかな技巧や装飾をそぎ落とし、ピアニストとしての自分と音楽の核に向き合ったという本作。全曲を一度の演奏で録音し、演奏中の緊張感や細かな揺らぎもそのまま収めた。
春から次の春へ、時間の移ろいを描く
アルバムは季節と時間の変化を自伝的な感情と重ね、春に始まり、再び春へと戻る流れで構成されている。人生と音楽が交差しながら、今も先へ進んでいく姿を表現した。
ソン・ヨンジュは、作品が聴く人の暮らしに長く寄り添い、いつ戻ってきてもそこにある友人のような存在になればとコメント。20年にわたり支えてくれた人々への感謝も伝えた。
12月に発売記念コンサート
発売記念コンサートは12月12日、ソウル・惠化洞のJCCアートセンターで開催予定。新作のソロ演奏に加え、これまでの代表曲をトリオ編成で新たに披露する。ひとりのピアノが生む余白と、トリオならではの厚みを一夜のステージで届ける。
『Simplicity』は各種音楽配信サービスとレコード店で取り扱われている。