韓国スリラー『キリングタイム』公開 配信クルーが廃病院の生存ゲームに挑む
映画『キリングタイム』が10月21日に韓国で公開された。過激なインターネット配信を続けて仲間の死を招いた配信クルーが、再起をかけて訪れた廃病院で、今度は本物の殺人鬼に狙われるスリラーだ。
ティブイデイリーのレビューは、再生数のために他人の安全を顧みない配信者と、悲劇の後に彼らを一斉に糾弾する世論の両方を描く点に注目。閉ざされた病院と「60分」の制限時間を使い、登場人物たちが追い詰められるにつれて欲望や利己心を露わにしていく構成を紹介した。
刺激を求める配信文化を映す
作品の前半では、注目を集めるために刺激の強い企画へ傾くクルーの姿と、事件後に責任を問う人々の矛盾が描かれる。レビューは、現代のニューメディア環境にある問題を物語の土台に据えたと評価している。
閉鎖空間で高まる緊張感
仲間内の偽の殺人劇は、正体の分からない殺人鬼の出現で命がけの逃走へ変わる。誰がいつ襲われるか分からない状況で、協力よりも自分の生存を優先する登場人物の姿が、物語を追い詰めていく。
リュ・ヘヨンとナム・ユンスが主演
リュ・ヘヨンは、過去の死に対する罪悪感と再起への欲望の間で揺れる人物を演じ、逃走劇でのアクションも担う。ナム・ユンスは、他人の苦痛を配信の題材にする冷徹なプロデューサー役。レビューは二人の演技が緊張感を支えたと伝える。
本作はジャン・ジュニョプ監督によるスリラー。レビューは、暴力描写の強さから観客を選ぶ一方、短い時間にアクションを畳みかけ、過激さの裏にある欲望の結末を描いた作品として紹介している。