キム・ミニ主演、ホン・サンス監督作『目を置く場所がない』が韓国公開
ホン・サンス監督の新作映画『目を置く場所がない』が10月21日、韓国で公開された。キム・ミニが主人公を演じる本作は、幼い頃に両親が離婚した女性が、約10年ぶりに母と再会する2泊3日の旅を描く。家族として再び顔を合わせても距離が埋まらない、そのぎこちなさが物語の軸だ。
主人公サンヒは、弟とともに母と継父が暮らす済州島を訪れる。母は飲食店で成功し、広い家やペンションを持つ一方、サンヒは小さな映画を作りながら暮らしている。母と弟の親しげな様子や、母が弟により良い土地を譲ろうとしているように見えることも、サンヒの居場所のなさを強めていく。
継父は葬送文化の「草墳」を題材にしたドキュメンタリーを撮る監督で、サンヒはその仕事に心を動かされる。終盤にはサンヒ自身が作った短編映画も登場し、好きな映画を作るという選択が作品の中に重なる。ホン監督が脚本・撮影・編集・音楽なども担い、キム・ミニは主演に加えて制作実務を担当した。