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潘親御、7年ぶり金鐘賞候補で涙2粒 『我們六個』の役が母を失った家族の記憶にも触れる

台湾の俳優パン・チンユー(潘親御)が、ドラマ『我們六個』で第61回金鐘賞のドラマ部門助演男優賞にノミネートされた。中天新聞網のインタビューで、知らせを聞いた瞬間は驚きで言葉が出ず、気づけば涙が二粒こぼれていたと振り返った。前回のノミネートから7年ぶりで、俳優として働き続けても仕事が途切れる不安を「海の上を漂うよう」と表現してきた彼にとって、今回はようやく岸に着いたような感覚だったという。

『我們六個』で演じた長男リン・ズオシエンは、中学生から医大を目指す年齢までを描く役。パンは当初、自分が中学生を演じるのかと戸惑ったが、撮影では母親を亡くした後の家族の痛みにも向き合った。劇中で子どもたちが母に最後の言葉を伝える場面では、監督のカット後もすぐに気持ちを切り替えられなかったと話している。

母を亡くしてから家庭の風景が変わった自身の経験にも重なり、撮影後は父と過去のことを話したいと思うようになった。まだ実行には移せていないものの、演技を通じて自分の感情を整理し、家族との向き合い方を考えるきっかけを得たという。小さな反応でも役が誰かに届いたと知ることが支えになり、今回のノミネートを「あと10年はやれそう」と思える後押しにした。