ボウソナロ候補、討論会で手に「汚職」 ルラ氏への攻撃が思わぬ逆風に
ブラジル大統領選のテレビ討論会で、極右の野党候補フラビオ・ボウソナロ上院議員が手のひらに「汚職」を意味する言葉を書いて登場した。ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領を批判する狙いだったが、SNSでは本人への皮肉として受け止められ、批判やパロディーが広がった。
報道によると、ボウソナロ氏は現地時間18日のゴールデンタイムの討論会で、ポルトガル語で「腐敗した」を意味する「corrupto」と書いた手を見せた。汚職スキャンダルに関わったとされるルラ氏を攻撃する演出だったが、視聴者からは「自分のことを書いたのでは」と揶揄する声が上がり、医療従事者やコメディアンらも手のひらに自分の職業を書いた写真を投稿した。
討論会でルラ氏は、ボウソナロ氏が同じ対応をするなら、自身の銀行取引や通話記録、近親者の記録を選挙当局が調べることを認めると応じた。記事は、ボウソナロ氏に長年汚職疑惑がある一方、有罪判決は受けていないとも伝えている。
ボウソナロ氏はクーデター計画への関与などで有罪判決を受け、自宅軟禁中のジャイール・ボウソナロ前大統領の息子。報道時点では、10月4日の第1回投票で200万票超の差をつけて勝ったものの過半数には届かず、25日の決選投票でルラ氏と争う予定とされていた。