ヨン・サンホ監督、『失楽園』の着想は母の3ページの文章

ヨン・サンホ監督が映画『失楽園』について語った。スポーツ京郷のインタビューで、物語の出発点は母親が書いた約3ページの文章だったと明かしている。そこには、悪事を重ねる息子を見て苦しむ母親が、息子と共にある決断をしようとする話が描かれていたという。
作品は、9年前に行方不明になった息子が生きて戻ったことをきっかけに、母親ソヨンがAIで作られた息子と現実の息子の間で揺れる心理スリラー。ヨン監督は、商業映画の定型に沿わない選択も、約5億ウォンの低予算で制作したからこそ踏み込めたと説明した。母の文章から出発し、「人間を100%理解するのは難しい」という問いへと物語を発展させたという。
同作は公開と同時に118カ国へ先行販売され、10月25日時点で累計観客数は10万4886人に達した。ヨン監督は前作『顔』に続く低予算映画の制作方式について、規模を抑えたチーム編成やランニングギャランティーを通じ、多様な作品を届ける仕組みへの期待も語っている。