『MasterChef Singapore』優勝者デレク、6店舗を運営も店頭では調理せず 品質管理を担当
『MasterChef Singapore』第2シーズンの優勝者デレク・チョン(28)は、シンガポールで6軒のホーカー店舗を運営している。ところが、各店で自ら調理するのではなく、食材や料理の品質を確認し、店舗運営を管理するのが主な役割だという。10月21日付の「8days」は、ラジオ局YES 933の司会者チェン・ニンがデレクの日常に同行した番組を紹介した。
ブオナ・ビスタの店舗を訪ねたデレクは、ご飯やサンバル、鶏肉、アチャールなどを試食。ご飯に温度や水分のむらがあると指摘し、鶏肉の状態も確かめた。悪いレビューがあればスタッフのグループに共有して改善を促すと、冗談を交えて話した。6店舗のうちには、中心業務地区のCPFプラザにある持ち帰り用の売店も含まれ、記事は7店舗目の準備も進んでいると伝えている。
事業は順調なことばかりではなかった。デレクは手作りチョコレートの事業で約1年間に6桁規模の損失を出したほか、ホーカーセンターとシンガポール・ポリテクニックのフードコートでのフランチャイズ事業では、1年間に約20万シンガポールドルを失ったと振り返った。それでも、スタッフの採用や業務手順の標準化を通じて、店舗を速く増やせる仕組みを重視しているという。
一方、自宅では約14人が座れる食卓を備えたプライベートダイニングを運営し、創作料理にも取り組む。ホーカー事業は幅広い客に親しまれる料理を提供するビジネス、自宅でのファインダイニングは新しい味を試す場として位置づけている。将来はファインダイニング店1軒よりホーカー店舗10軒を持ちたいと話し、事業を広げて家族を支える目標も語った。