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ペンタポート、出演者へ事前に注意事項を共有へ 表現の自由めぐり議論

韓国・仁川市の仁川ペンタポート・ロック・フェスティバルが、出演者のブッキング段階から注意事項を伝え、類似の論争を防ぐ対策を取る方針だと報じられた。仁川市議会文化福祉委員会のイ・ボムソク副委員長は、アーティストの表現の自由を守りながら再発防止策をまとめたと説明。今回の方針をめぐっては、事前の内容確認が検閲にあたるのか、運営上の予防策なのか、賛否が分かれている。

議論の背景には、2026年の同フェスでヘッドライナーを務めた英バンド、マッシヴ・アタックのステージがある。バンドはソ・テジの楽曲「時代遺憾」を演奏し、5・18民主化運動に関連する映像をスクリーンに投影した。その中の「米国が民間人虐殺を支援した」と受け取られかねない字幕が問題視され、歴史学界からは当時の米国の対応を「支援」よりも「黙認・傍観」と見るのが一般的だとの指摘が出たという。

運営管理の強化を支持する声がある一方、出演者の演出や発言に事前確認を広げれば、ロック音楽の表現や抵抗の精神を損なうとの懸念も出ている。報道で示されたのは出演者への事前説明や主催側との協議を含む再発防止策であり、具体的な適用範囲や運用方法は今後の焦点になりそうだ。