洪一峰原作の映画『舊情綿綿』、デジタル修復版をアジア初上映 洪榮宏も歌唱へ

1962年の台湾映画『舊情綿綿』のデジタル修復版が、10月31日にアジア初上映される。上映は台北市北投区の七星公園で午後7時から予定され、台湾の歌手・洪榮宏(クリス・ホン)が、父で「宝島歌王」と呼ばれた洪一峰の楽曲を歌う。上映前には、父が映画に出演した際の舞台裏も観客に紹介するという。
国立台湾歴史博物館の映画・視聴覚文化センターは、ユネスコが定めた「世界視聴覚遺産の日」に合わせ、毎年10月に上映会や修復作品の発表を行っている。2026年は台湾語映画70周年にあたり、屋外上映などを含む催しを拡大して開催する。
『舊情綿綿』は邵羅輝監督作。南部へ赴任した音楽教師が現地の女性・月霞と出会い、周囲の反対を押し切って阿里山へ駆け落ちする物語で、長い年月を経て家族が再会する。脚本は洪一峰が1959年に発表した同名の台湾語曲をもとに作られ、洪一峰本人も出演した。七星公園は、作中の駅のホームで別れを告げる場面になぞらえて、上映会場に選ばれた。
当日は午後から、台湾語のゲームやレトロな撮影セット、昔ながらの台湾料理などを楽しめる関連企画も開かれる。