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TOUCHED、初のフルアルバム『極夜』で心の内側を表現 メンバーが制作背景を語る

韓国のバンドTOUCHEDが、2021年のデビュー以来初となるフルアルバム『極夜(극야)』を10月15日にリリースした。全12曲を収めた作品について、メンバーは発売後初のインタビューで、長く抱えてきた感情や制作の経緯を明かした。

アルバム名は、太陽が地平線上に昇らず夜が続く「極夜」に由来する。メンバーそれぞれが抱える息苦しさや怒り、喪失感、孤独といった感情を、終わらない夜になぞらえて音楽にしたという。ボーカル兼ギターのユンミンは、活動を続ける中で燃え尽きに近い状態を経験し、音楽を続ける理由を改めてメンバーに相談した。仲間たちと話し合う中で、憂うつや苦しさ、寂しさは自分だけのものではないと受け止め、作品に向き合ったと振り返っている。

収録曲の二つのタイトル曲にも、異なる視点が込められた。キム・スンビンが作詞した『Fallen Angel』は、成長するにつれて周囲の期待に応えようとし、失敗を恐れていく心境を、翼を失っていく姿に重ねた曲。ユンミンが説明した『이 별(この星)』は、別れた後も自分の中に残る思い出を「星」に託し、その星に「アンニョン」と名付けるイメージで書かれた。

ユンミンは、アルバムを出したことで苦しさが消えたわけではなく、今も暗闇の中にいると感じることがあると率直に語った。一方で、自分の現在地を音楽やインタビューで話せることには、気持ちが晴れる面もあるという。作品全体も、無理に暗闇から抜け出そうとするより、その感情を受け止める方向でまとめた。

TOUCHEDは2027年1月23、24日にソウルの高麗大学ファジョン体育館で単独公演『ハイライト・ファイブ』を予定している。これまでの明るいフェスのような演出とは異なり、今回のアルバムのメッセージを観客に届ける「夜の祝祭」を目指すという。