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トム・クルーズ主演『ディガー』、イ・ゼのコラムが再評価を呼びかけ

トム・クルーズ主演、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『ディガー』について、韓国メディア「IZE」が再評価を促すコラムを掲載した。記事は作品が興行面で苦戦したとしながら、複雑な構成や環境問題をめぐる強いメッセージだけでは測れない魅力があると論じている。

物語の主人公は、石油企業を三代にわたって率いるディガー・ロックウェル。グリーンランドの氷床掘削施設で起きたメタン爆発が大規模な氷の崩落を招き、欧州に続いて米大陸にも危機が迫る。自らが災厄を招いたと知りながら、石油が人々の生活を支えてきたという論理にも執着する主人公を通じ、作品は気候危機と、それに向き合う権力や社会の傲慢さを描く。

コラムは、現実と舞台、カメラの内外を行き来する劇中劇のような構成や、主題を強く押し出す語り口が観客を遠ざけた可能性に触れる。一方で、欧州の政治家を前に主人公が責任と石油依存を語る約10分の長回しを、クルーズの演技が際立つ場面として評価。興行成績だけで作品を判断せず、監督と主演俳優の挑戦を見直してほしいという論調だ。