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サリー・ルーニー作品、英国書店は既存在庫を販売 新規供給停止で確保急ぐ

アイルランド出身の作家サリー・ルーニーの小説をめぐり、英国の書店が手元にある在庫の確保を急いでいる。英国の出版社フェイバーは、ルーニーの同意を得て、英国で新たな供給を全形式で停止すると発表した。英国での売上を本人に支払えない状況を理由に挙げている。

英国書店協会によると、新たな注文はできなくなるものの、すでに英国市場にある在庫は販売を続けられる。供給停止を知って買い足そうとした書店もあったが、流通業者の在庫はすでに切れていたという。ロンドンの書店員は、作品の人気が高く、手元にある分が最後の入荷になるかもしれないと話した。

背景には、英国政府が2025年7月にPalestine Actionをテロ組織に指定したことがある。ルーニーは同団体への支持を公にし、自作や映像化作品の収益を支援に充てる意向を示してきた。書店側からは、今回の判断が法制度の見直しを促すことに期待する声も上がっており、供給停止をめぐって表現の自由についての議論も広がっている。