黄詠儀さん、末期肺がんでも診療を継続 パートナーが抜管の決断語る
香港の整形外科医で手外科の専門家だった黄詠儀さん(Clara)を取り上げた番組『醫生,你有病?』の最終回が、10月16日に放送された。末期肺がんの治療を受けながら診療を続けた日々と、パートナーの容樹恒さんが直面した挿管・抜管の決断が紹介された。
治療を受けながら、患者の診療を続ける
黄さんは2024年に肺がんが見つかり、手術後に病状が進行して末期と診断された。大きな手術や化学療法、免疫療法、放射線治療を重ねるなかでも、患者を診る仕事を続け、集中治療室に入る直前まで診療にあたったという。
番組では、患者の不安を減らそうと病室から人目を避けて診察室へ向かったことや、残された時間を診療に使いたいと話していたことも伝えられた。黄さんは2026年2月26日に50歳で亡くなったと、香港中文大学も発表している。
パートナーが語った抜管の決断
容さんによると、黄さんは挿管を望んでいなかったものの、最終的な判断を容さんに委ねた。挿管後はいったん持ち直したが、その後容体が悪化し、集中治療室の医師たちから苦痛が大きいとして治療を終える提案を受けた。
医師として判断するのか、パートナーとして寄り添うのか。迷いのなかで専門家の意見を聞いた容さんは、最後は家族として抜管を決めたと振り返った。番組は、黄さんが最期まで患者のために尽くした姿と、残された人々が抱える別れを伝えた。