蔡佩軒、新曲「空號」を発表 夫側の家族の闘病経験を歌に重ねる

台湾の歌手・蔡佩軒(Ariel Tsai)が10月16日、新曲「空號」を発表した。結婚準備中に夫側の家族が重い病気を患い、夫婦で家族を支えた経験が、数年前に書いた曲の歌詞を見直すきっかけになったという。
家族の闘病を経て、歌詞を改める
「空號」は数年前に原型ができていた曲で、蔡佩軒は数か月前に歌詞を調整し、家族の病気と向き合った時の思いを加えた。病気を抱えた家族を見守るなかで、本人と夫は心理師にも相談した。
その場で心理師から、大切な人に伝えたいことは最後まで先延ばしにせず、言葉にできるうちに伝えるよう助言された。蔡佩軒はこの言葉を受け、感謝や愛情を伝える機会を大切にしたいと改めて考えたという。
恋愛に限らない「空號」の物語
曲は、電話をかけてもつながらなくなった相手への思いと後悔を描く。蔡佩軒は、伝えたい相手を恋人に限らず、親族や友人など、人生で大切に思う人に重ねて聴いてほしいと話している。
「空號」は全曲を自身で手がけるアルバム『傷心藥房』の7曲目。ピアノから始まり、演奏が重なるにつれて感情が高まり、終盤には電話の呼び出し音を2回残す構成だ。ミュージックビデオは、過去作「裝睡的人」「魚花」に続くストーリーとして制作された。