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TOUCHEDの初アルバム『極夜』、光の裏にある喪失と孤独を4人の音で描く

韓国のバンドTOUCHEDが、初のフルアルバム『極夜(クギャ)』で、ステージの歓声の向こうにあった孤独や疲弊を作品にした。ニューシスが10月21日に報じたメンバーインタビューでは、ボーカルのユンミンが、苦しさを急いで消そうとするのではなく、自分の一部として受け止めることが今作の核だと語っている。

表舞台の高揚と、ユンミンが抱えた落差

TOUCHEDは2021年にデビューし、バンド競演番組『Great Seoul Invasion』で優勝。記事は、オリンピックホールの7,000席公演を完売させ、大型フェスのヘッドライナーを務めるなど、歩みを重ねてきたと振り返る。その一方で、フロントマンとして注目を一身に受けるユンミンは、ステージ上で明るく振る舞うことと、舞台を降りたあとの気持ちとの隔たりに苦しんだという。

ニューシスの取材に、ユンミンは観客に愛情を伝えた直後、舞台裏では自分のつらさを誰にも分かってもらえないと感じていたと話した。過密な日程の中で声帯結節を経験したことも振り返り、メンバーたちはヒット曲への期待に沿うだけでなく、胸の内にしまってきた言葉を音楽にする必要を感じた。

4人の演奏でつないだ12曲

アルバムは全12曲で構成。記事によると、メンバーは外部のシーケンサーやセッションの音を重ねるより、4人それぞれの演奏が立つ形を目指した。ドラマーのキム・スンビンは、曲ごとのサウンドは異なっていても、歌詞は内面の憂うつや悲しみを通じてつながっていると説明している。

タイトルの『極夜』は、太陽が昇らない長い夜を指す。ユンミンは、暗い時期から無理に逃げようとするほど出口が見えず、苦しさを深めた経験を語り、夜も人生の一部として認める感覚が作品に近いと話した。記事は、このアルバムを苦痛からの即時の脱出を描くのではなく、暗闇とともに過ごす姿勢を表した作品として紹介している。