トム・デシモン監督が87歳で死去 末期がんの診断後、医療的援助による死を選択

米国のカルト映画監督として知られるトム・デシモンさんが、10月17日にカリフォルニア州カテドラルシティで亡くなった。87歳だった。TVリポートが米Varietyの報道を引用して伝えた。弟のボブ・デシモンさんによると、末期がんと診断された後、医療的な援助を受けて死を迎えることを選んだという。
1939年にマサチューセッツ州ケンブリッジで生まれたデシモンさんは、10歳から8ミリ映画を撮り始めた。エマーソン大学で演出を学び、ロサンゼルスで映画制作の修士号を取得。初期には成人映画も手がけた後、1977年の『チャターボックス』を機に一般映画へ進出した。
1981年のホラー映画『ヘル・ナイト』や、女性矯正施設を舞台にした1986年の『リフォーム・スクール・ガールズ』などを監督。テレビでは『アカプルコ・ベイ』の全120話を演出した。豪映画誌『フィルムインク』は、既存ジャンルに新しい息吹を与える大胆な監督で、過小評価された才能だったと評している。