坂口健太郎の提案で撮影変更も 日港韓の共同制作ドラマ『キッドナップゲーム』
坂口健太郎、イ・ジュンギ、柯佳嬿らが出演する日港韓共同制作のサスペンスドラマ『キッドナップゲーム』。企画から配信まで約3年をかけ、日本のフジテレビを中心に香港のMakerVille、韓国のSimStoryが参加した。撮影は半年に及び、韓国や台湾、フィリピンなど海外の場面が約7割を占める。
物語では東京、ソウル、台北、マニラなど7都市で同時に誘拐事件が起き、被害者の家族に「誘拐ゲーム」への招待が届く。愛する人を救うために参加者は課題に挑むが、助けられるのは一人だけ。各地の俳優がそれぞれの言語で演じることも、企画の見どころになっている。
坂口は妻を誘拐された刑事を演じる。監督兼プロデューサーの加藤裕将は、追い詰められた主人公の意外な面を見せる役に坂口が合うと考え、企画段階から出演を望んでいたという。坂口は脚本や役づくりの打ち合わせにも参加し、台湾の人物と日本にいる刑事が電話で話す予定だった場面では、直接会うほうが感情の温度を伝えられると提案。制作側は相談のうえ場面を組み替えた。
制作側によると、香港の会社は配信地域を踏まえたロケ地選び、韓国の会社は現地視聴者の好みについて意見を出した。台湾では駅前の撮影に協力機関が道路封鎖を支援し、フィリピンではマニラ市内の実景も使われたという。言葉の違いを越え、脚本を土台に各国の制作陣が専門性を持ち寄った作品だ。