梅艷芳の遺骨盗難、映像から捜査進展か 容疑者は東南アジアへ渡航と報道

香港の歌手・梅艷芳(アニタ・ムイ)の遺骨が大嶼山の寶蓮禪寺から持ち去られた事件について、監視カメラの映像を手掛かりに捜査が進んでいると香港メディアが報じた。映画プロデューサーの文雋によると、寺の職員用制服を着た男性が関与した可能性があり、事件後に香港を離れて東南アジアへ渡ったという。警察による身元や容疑の正式発表は確認されていない。
不鮮明な映像を分析
台湾の太報がYahoo!台湾を通じて伝えた記事によると、文雋は、警察が監視カメラの記録を広く調べ、画像解析や修復技術も使って車両の映像から手掛かりを探したと説明した。映像に寺の職員用制服に似た服を着た人物が映っていたとされる。
文雋の説明では、その男性は事件後まもなく飛行機で香港を出て、東南アジアへ向かったという。ただし、記事はこの情報を文雋の発言として紹介しており、警察が人物の特定や海外渡航を公表したとはしていない。事件の経緯や遺骨の所在も、捜査の進展を待つ段階だ。
動機は未確定のまま
文雋は、金銭を要求する目的だった可能性にも触れたが、これは本人の推測として報じられている。梅艷芳の母親が最近亡くなったことが計画に影響したのではないか、という見立ても示されたものの、動機を裏付ける発表は出ていない。
梅艷芳は香港を代表する歌手・俳優として知られ、遺骨は大嶼山の寶蓮禪寺に安置されていた。遺骨が長期間見つかっていない事件だけに注目が集まるが、現時点では報道で伝えられた関係者の証言と、警察が確認した事実を分けて受け止める必要がある。