映画「犯罪都市」のメイク責任者から車いすフェンシング金メダリストへ チョ・ウンヘがアジア大会制す
映画「犯罪都市」で俳優マ・ドンソクらのメイクを担当したチョ・ウンヘが、車いすフェンシングでアジアの頂点に立った。10月21日、愛知・名古屋で開かれているアジアパラ競技大会の女子エペ個人B級決勝で、タイのサイソン・ジャナを15対14で破り、金メダルを獲得した。
相手は2024年パリ・パラリンピックでエペ、フルーレ、サーブルの個人戦を制した3冠選手。チョは一時14対8とリードしたものの追いつかれ、14対14から最後の1点を取り切った。大会が始まった2010年以降、韓国の車いすフェンシングがアジアパラ大会で手にする初の金メダルとなった。
チョはもともと競技者ではなく、映画の現場で俳優の顔を作るメイクアップ専門家だった。2017年の転落事故で脊髄を損傷し、下半身まひと診断された後、リハビリ中にテレビで車いすフェンシングを知った。自ら関係機関へ連絡し、2018年に競技を始めたという。
2022年の杭州アジアパラ大会では銅メダルを2つ獲得し、2024年パリ大会ではあと一歩でメダルを逃した。競技を始めて8年、映画のメイク現場から世界大会へと歩んだチョは、パリ大会3冠の強豪を破って初の大舞台の金をつかんだ。22日には女子エペ団体戦にも出場する予定だ。