ラッセル・ブランドの性犯罪裁判で証言続く 告訴人が法廷で涙
英コメディアンで俳優のラッセル・ブランドをめぐる性犯罪裁判で、10月20日の審理に告訴人3人が出廷した。2000年代半ばにラジオ局で働いていた女性は、勤務中に望まない接触を受けたと証言。周囲に助けを求めても誰も動かなかったと語り、「証言しても得るものはない」と涙を見せた。
2009年にテレビ番組の現場で働いていた別の女性は、ブランドの同僚から、マッサージをしなければ撮影を続けないと言われたと述べた。裁判では、告訴人の証言と弁護側の反対尋問が続いている。告訴人の氏名は英国法の下で公表されない。
本人はすべての罪状を否認
起訴内容は、1999年から2009年にかけて6人の女性に関係する強姦3件、性的暴行3件、わいせつな接触1件。ブランドはすべてを否認している。裁判は10月に始まり、審理は少なくとも6週間続く見込みで、判断は12月ごろと報じられた。
2023年の調査報道から刑事裁判へ
この事件は2023年、英チャンネル4の番組とサンデー・タイムズ紙による共同調査報道をきっかけに警察の捜査へ発展した。ブランドは2025年に起訴され、今回の裁判に至った。過去には歌手ケイティ・ペリーとの結婚でも知られた人物だが、現在の法廷で争われているのは、6人の女性が申し立てた行為についての刑事責任である。