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Kポップ各社、中南米で現地化を加速 音楽市場は16年連続成長

Kポップ各社が、中南米での事業を公演や楽曲配信から、現地アーティストとの協業や育成へ広げている。マイデイリーは、BTSのスタジアムツアーや現地グループのデビューを例に、スペイン語・ポルトガル語圏を新たな活動拠点として開拓する動きを伝えた。

ライブでは、BTSがコロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジルの5か国で計14公演を行った。Stray Kidsは現地アーティストと共演する巡回型フェスティバル「Stray City」を始め、ブラジルの音楽祭「ロック・イン・リオ」にKポップ勢として初めてヘッドライナー出演したという。楽曲面でも、ATEEZやENHYPENなどがブラジル発の「ブラジリアン・ファンク」を取り入れ、NMIXXはブラジルの歌手パブロ・ヴィッタルとの共作や現地のカーニバル出演を進めている。

現地に育成の仕組みを置く動きも出てきた。HYBEはメキシコシティにHYBEラテンアメリカを設立し、多国籍メンバーによる5人組SANTOS BRAVOSをデビューさせた。JYPエンターテインメントも現地法人を設け、Kポップ式のトレーニングを取り入れたラテン系ガールズグループのプロジェクト「L2K」を進めている。

国際レコード産業連盟によると、中南米の録音音楽市場は2025年に17.1%成長し、16年連続の拡大となった。売上の88.1%をストリーミングが占める。BTSのアルバム『ARIRANG』も、Luminateの集計で初週のオンデマンド再生数は韓国の5830万回を上回る国がブラジル、メキシコを含めて複数あった。一方、国をまたぐ移動コストや為替、各国の言語・文化の違いは課題として残る。市場の伸びを持続的なファンづくりにつなげるには、地域ごとの事情を踏まえた活動が鍵になりそうだ。