Fanlio推し情報局国内外の推しニュース

K-popのアルバムがMP3やスニーカーに 「使う」時代は品質も勝負

K-popのアルバムが、音楽を収める盤やフォトカード中心のパッケージから、日常で使うアイテムへ広がっている。MP3プレーヤーやイヤホン、スニーカーなど、アーティストの世界観を生活の中で体験できる商品が登場。더팩트は10月22日、ファン向け商品とアルバムを組み合わせる「マーチアルバム」の広がりと、その先にある課題を取り上げた。

記事が挙げた例は多彩だ。NMIXXのMP3プレーヤー、NCT JNJMのコンバーススニーカー型アルバム、ILLITのイヤホンやセラミック製かっさ、NCT WISHのキャラクターぬいぐるみなど、音楽を聴く道具から身につける物、セルフケア用品まで登場している。

特別感に加え、日用品としての完成度も

アーティストのコンセプトを形にした商品は、手元に置くだけでなく、使うたびに作品の世界観へ触れられるのが魅力だ。活動やコンセプトに合わせた限定品として希少性を打ち出す会社もある。一方、スニーカーなら履き心地、電子機器なら動作や耐久性が伴わなければ、珍しさだけでは長く選ばれない。

制作の手間も通常の紙製パッケージとは異なる。記事では、JYPが電子機器などの実物サンプルを繰り返し検査し、細かな動作上の問題まで見つけて修正すると説明。機能や品質を確かめるため、企画全体の中でも早い段階から制作に着手するという。

形の新しさより、音楽をどう届けるか

アルバム自体の見せ方を工夫する例として、記事はLE SSERAFIMのシングル「SPAGHETTI」を紹介した。食品売り場の商品を思わせる箱や、料理本風のフォトブックなど、楽曲のテーマを包装や特典まで一貫させ、開封する時間も作品体験の一部にしている。

こうした試みは、物の形を変えること自体より、音楽やアーティストの個性をどんな体験として届けるかが大切だと示している。コレクションとして飾りたい人、音楽を聴きたい人、普段使いの品でアーティストを身近に感じたい人では、求めるアルバムも違う。商品の幅が広がるほど、ファンの熱量だけに頼らず、使い続けたくなる品質や価値を備えられるかが次の課題になりそうだ。