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ハノイの花「ホアスア」、強い香りに対応 約1,000本の花房を剪定へ

秋のハノイを象徴する花木、ホアスア。街角に漂う甘い香りは季節の風物詩として親しまれる一方、住宅の近くに木が密集すると、香りが強すぎるという声も出ている。市はまず花房の剪定を始め、植え替えや移植については現地調査を進める方針だ。

まず約1,000本の花房を剪定

政府系ニュースサイトの報道によると、ハノイ市は10月16日から、花木の密度が高く住民への影響が指摘された場所で花房の剪定を開始。今回の対象は約1,000本で、作業時は木の生育や安全性に配慮し、交通への影響も抑えるとしている。

この対応に先立つ10月14日、市の副主席は建設局などに対し、花木が密集する通りや住宅地の状況を急ぎ調べ、必要に応じて一部を適切な場所へ移す案を検討するよう指示した。市は代わりの街路樹も含め、住環境を改善しながらハノイらしい景観を保つことを目指す。

移植は調査と住民の意見を踏まえて検討

ホアスアは市内の561の通りに約1万4,400本あるとされる。VnExpressによると、歩道が狭く、木が住居に近い通りも確認されている。花の香りをめぐっては、密植された場所で暮らす人から負担を訴える声が上がっていた。

一方、移植や本格的な間引きがすでに決まったわけではない。10月14日には市の技術インフラ管理センター幹部が、住宅地の木を移す具体的な計画はまだなく、市の承認や住民らの意見が必要だと説明している。その後、市は花房の剪定を始め、長期策としては場所ごとの密度や木の状態、周辺環境を調べたうえで一部移植を提案する段階にある。

季節の記憶と暮らしやすさを両立

Kênh14の論説は、ホアスアを嫌うというより、花木と住まいの距離が問題だと捉える。風に乗るほどの香りは秋の記憶を呼び起こすが、住宅のすぐそばで一斉に咲けば、同じ香りが強い負担にもなるという見方だ。

市の方針も、木を一斉に撤去するのではなく、まず影響が出ている場所を見極めて段階的に対応する方向を示している。秋の風物詩を残しつつ、住民が窓を開けて過ごせる環境をどうつくるか。ホアスアをめぐる議論は、都市の緑をどの場所に、どの密度で育てるかという問いにもつながっている。