ベトナム、伝統薬を装った偽薬の販売網を捜査 KOLらを通じ数千人に広告か
ベトナム北中部ゲアン省の警察は、伝統薬を装った偽薬を製造・販売した疑いで、ブイ・バン・チュオン容疑者を含む10人を立件した。VnExpress系のNgôi Saoが10月18日に伝えた。事件は現在も捜査中だという。
警察の調べによると、チュオン容疑者は自宅に薬草や医薬品、機械を持ち込み、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、胃の病気などに効くとする製品を作っていた。医薬品成分と薬草を混ぜていた一方、成分量を正確に管理せず、伝統の処方に基づく完全な薬草製品であるかのように宣伝していた疑いがある。
販売では、SNS上のインフルエンサー(KOL)やページ・グループの管理者を通じた広告網を利用したとされる。2026年2月から6月にかけて、全国の数千人に副鼻腔炎などの薬を販売し、不正な利益約50億ドンを得た疑いがある。警察は完成品約2万本、原料100キロ超、現金8億5000万ドンなどを押収した。
SNS広告で発覚、警察は注意を呼びかけ
捜査のきっかけは、ゲアン省在住のブイ・ティ・スアン容疑者によるオンライン販売だった。警察は6月2日に同容疑者の住居と職場を捜索して製品79本などを押収し、その後、チュオン容疑者の関与を特定。2日後にはハイフォン市の住居なども捜索した。
ゲアン省警察は、SNS上の誇大な効能広告をうのみにせず、流通許可や販売元を確かめるよう市民に注意を促している。