胡翠兒の週間ニュース|母を描く初監督作、家族でスペイン巡礼【10月26日〜11月1日】

10月30日0時〜31日0時までの収集分に基づく。香港01は胡翠兒監督へのインタビューを掲載し、母親を題材にした初長編映画『媽樣年華』の着想や、母親と続けてきたピアノ・スペイン巡礼のエピソードを紹介した。
母をモデルにした初監督作『媽樣年華』

胡翠兒が初めて手掛けた長編映画『媽樣年華』は、家庭主婦が家族の役割と自分の価値の間で揺れ、ポールダンスを始めて夢を探す物語。大学時代、母親に「人生の意味」を尋ねたところ、母は「あなたたちが家に帰って食事をすることが、私の人生で一番の意味」と答えた。娘たちが成長した後、母親自身の望みは何かという問いが、脚本の出発点になったという。
映画の主人公・楊美圓は周家怡が演じ、名前は胡翠兒の母親の実名から取った。蔬果汁を用意したり、家族のために料理したりする日常も母親をモデルにしたと説明。胡翠兒は、母親の人生と努力を作品に映すことで、その存在を「お母さん」という役割だけにとどめず、名前のある一人の人として描きたかったと話した。作品は「首部劇情電影計劃」大專組の受賞を経て製作資金を得た。
母は五十代からピアノを学び、娘たちが演奏会を応援

胡翠兒は、母親が子どもの頃から興味を持ちながら学ぶ機会がなかったピアノを始められるよう、本人に先んじて申し込みをした。母親は五十代で習い始め、取材時点で約六年続けており、ピアノの大会にも参加している。
胡翠兒は演奏会ごとに母親の服や化粧を選び、会場で応援する。母親が舞台の前で緊張すると「大丈夫、頑張って」と声を掛け、結果が振るわない時も参加すること自体に意味があると励ます。記事の写真には、胡翠兒(左端)、姉(右から2人目)、双子の妹(右端)が、母Amy(左から2人目)の演奏を応援した様子が写っている。
母と妹とスペインの巡礼路を約800キロ歩く

胡翠兒は昨年、双子の妹と母親の三人で、フランス南部からスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂まで約800キロを歩く巡礼に出た。子どもの頃は旅行の計画や世話を母親が担っていたが、この旅では娘たちが母親を支える側になった。
道中で母親が転んで出血した際も、本人は車に乗って離れることを拒み、医療センターで破傷風の注射を受けた後に歩き続けることを選んだという。胡翠兒は、母親の挑戦する姿を見て自分と似た強さを感じ、母親が望むように一緒に歩くことにしたと振り返った。