映画『Whalefall』、脱出劇の奥に描く父の死と喪失

映画『Whalefall』の見どころは、巨大なクジラからの脱出だけではない。ABS-CBNの映画評は、オースティン・エイブラムス演じるジェイが直面する父との関係や喪失を、サバイバルの緊張感と重ねている。
父の遺骨を探して潜ったジェイは、全長約21メートルのマッコウクジラにのみ込まれる。手元にある酸素はおよそ1時間分。記事は、荒唐無稽にも見える設定を正面から描き、ジェイを機転の利くヒーローではなく、恐怖と傷を抱えた若者として見せる点を紹介した。
レビューは、父との過去を振り返る場面が脱出劇の勢いを止めることもあると指摘する一方、ジェイの葛藤を描くために必要な部分と評価。説明が重なる箇所はあるものの、身体的な恐怖と心の痛みが交わるところで、作品は単なる奇抜な設定を超えるとしている。